「体験の内容は決まったけど、価格ってどうやって決めればいいの?」
「外国人観光客向けに高すぎても売れないし、安すぎても不安に思われそう…」
訪日観光客向けサービスでもっとも悩まれるポイントのひとつが価格設定です。
この記事では、初めての方でも安心して設定できる価格の考え方と、
実際に売れている体験の事例、注意点をご紹介します。
なぜ価格設定が重要なのか?
価格は単に「お金」の問題ではなく、
- 「この体験の価値がどのくらいあるのか」
- 「どんな人向けの体験なのか」
- 「どれだけ信頼できるか」
といった印象や期待値にも直結する大切な要素です。
安すぎると“質が不安”、高すぎると“観光客の手が出ない”。
バランスのとれた価格設定が、満足度と売上の両方を生み出します。
外国人向け体験の価格帯相場(2025年時点)
体験タイプ | 価格相場(1人あたり) |
---|---|
日本文化体験(書道、折り紙等) | ¥3,000〜¥5,000 |
ポップカルチャー体験(マンガ等) | ¥4,000〜¥8,000 |
料理・食文化体験 | ¥5,000〜¥10,000 |
地域ガイド・まち歩き | ¥2,500〜¥6,000 |
写真・コスプレ・撮影体験 | ¥5,000〜¥12,000(衣装付き) |
価格設定の基本ステップ
① コストを洗い出す
- 会場代
- 材料費(紙・筆・衣装など)
- 通訳費・サポート人件費
- OTA手数料(約20%〜25%)
👉 コストを下回る価格設定は絶対にNG!
② 時間あたりの単価を考える
例:90分体験で¥6,000 → 1時間あたり¥4,000
→ 競合と比較して「時間×価格」が割高/割安か確認
③ ターゲット層の支払い感覚を把握する
- 欧米圏 → 1万円程度でも満足度が高ければOK
- アジア圏(特に学生)→ ¥3,000〜¥5,000が最適
👉 ペルソナに合わせて価格調整を。
④ オプション・特典を組み合わせて差別化
- 英語名入りの作品をプレゼント
- 写真データをその場でAirDrop
- コスプレ体験とマンガ体験のセット割引
同じ価格帯でも「付加価値」で選ばれる体験に!
売れやすくなる価格表示の工夫
- 税込・英語併記:「¥6,000(税込) / per person」
- 価格帯で安心感を:「¥3,000〜¥5,000(内容により異なります)」
- 子ども料金やグループ割を提示する
- OTA手数料を見込んで「直接予約割引」なども検討可
Symbiがサポートする価格設計
弊社では、以下のようなサポートも行っています:
- OTA掲載時の価格設計(手数料込み利益確保)
- ターゲットに合わせた価格帯の提案
- 競合分析(近隣や同カテゴリ体験との比較)
- 高価格でも選ばれる“付加価値の見せ方”支援
価格は「なんとなく」で決めずに、戦略的に設計しましょう!
まとめ|価格はあなたの“ブランド力”を映す鏡
☑ 適正な価格で利益を確保しつつ
☑ 観光客の心理に響く安心感のある表示で
☑ 「この値段でこの内容はすごい!」と思ってもらう
そんな体験設計が、リピーターや高評価レビューにつながります。
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